自然界では、欲望には限りがあります。もし動物たちが満腹なら、目の前を通り過ぎる獲物を捕まえることはないでしょう。また、際限なく物を蓄えることもないでしょう。彼らは足るを知っています。
一方、人間は自然からかけ離れてしまっています。満腹になっても食べ続ける人がいます。十分なのに、際限なく更に蓄えようとする人もいます。人間の欲望は無限です。無限の欲望は満たされず、欲求不満に陥ります。十分に得ているはずなのに、欲求不満に陥ります。そのため、たくさん食べても、たくさん物を蓄えても、決して幸福を感じることはありません。
満足は、これで十分と認識した時にしか得られないのです。
本当にそれは必要なものなのか、もう一度自分に問いかけてみてください。多くのものを持ちすぎると、失うことを恐れるようになります。
幸せを望むなら、欲望の奴隷にならないことです。